
「小手毬 或いは 青のパッカード」 F6号
一家揃って(と言っても三人だけに為ってしまったが)千葉市美術館へ行った。
「蝉」や「蓮根」等、初めて見る木彫も素晴らしかったけれど
やっぱりと言うか、以外にと言うべきか、ブロンズの「手」が圧巻だった。
皇居の傍の美術館で、何度も見ている筈なのに、こんな素晴らしい作品だったとは・・・。
魅入られた様に「手」の周りを何度も何度も、グルグル、ぐるぐると回り続けてしまった。
何処から見ても美しい手、優しい手、動き出す手、毅然とした手、
今迄何を見ていたのか
一人で出掛けていたら、多分半日位見て居ただろう。
ブールデルの手、マイヨールの手、その他有名作家の手が展示されていたが
まず、一番輝いている、光太郎「手」だった。